「昔入れたアートメイクが今の自分に合わない」
「色が変色してきて、メイクで隠しづらくなった」
「形を一からやり直したい」
こうしたご相談、年々増えています。
かつて「半永久的」と言われていたアートメイクですが、時代や年齢とともに「消したい・整えたい」というニーズも高まってきました。
今回は、医療用ピコレーザーによるアートメイク除去について、正しい知識とともにご紹介します。
ピコレーザーは、1兆分の1秒という極めて短い照射時間で色素を微細に粉砕し、身体の代謝で排出を促す医療用レーザーです。
・周囲の皮膚へのダメージが少なく、炎症や色素沈着のリスクが軽減
・従来のレーザーでは反応しにくかった薄い色や変色した色にも対応
・毛が生えている部分(眉など)も毛を残しながら照射可能
ピコレーザーは従来よりも高性能ですが、すべてのケースで完全に除去できるわけではありません。
・深く皮膚に入っている色素は分解が難しく、残る可能性があります
・鉄分や酸化チタンなどの成分が含まれた色素は、逆に濃くなったり赤や黄色く反応することがあります
・1回では除去できず、数回以上かけて少しずつ薄くしていく治療になります
「1回でスッキリ消える」と期待して来られる方も多いのですが、“薄く目立たなくする”ことが現実的なゴールになる場合もあります。
・照射後は一時的な赤みやかさぶたが出ることがあります
・数日〜1週間はメイクを避け、保湿と紫外線対策が重要
・複数回行う場合は、肌の回復期間を見ながら2か月程度空けて施術
・時間を空けることで徐々に薄くなっていくこともあります。
ネット上には「自分で消せる薬剤」「セルフレーザー」なども出回っていますが、
自己処理によって
・皮膚のただれや感染
・色素の変色
・瘢痕(傷跡)として残る
といったトラブルも少なくありません。
アートメイク除去は医療行為。信頼できる医療機関で、肌や色素の状態をきちんと診断した上で進めることが大切です。
「これは消せる?」「何回かかる?」と迷ったときは、まず診察を。
当院では、ピコレーザーを用いたアートメイク除去のカウンセリングを行っています。
丁寧に肌と色素の状態を確認し、可能な除去範囲・回数の目安・費用のご相談などをいたします。
アートメイクは“入れる”だけでなく、“見直す”ことも美容医療の選択肢のひとつです。
完全に消せるケースもあれば、難しいケースもありますが、医療的なアプローチでリスクを最小限にしながら「より自然に・より今の自分らしく」整えていくことが可能です。
無理に隠すのではなく、前向きにケアするという選択を。
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2025.7.11